旦那様は高校教師


「た…ただいま…」



私は、いつ鞄の事に触れられるかヒヤヒヤしながら助手席へ向かう。



心ちゃんは普段通りサッとドアを開け、私が座席に座ると静かに閉める。



其れから運転席へ回り、鞄を座席の後ろに置いてから車を走らせた。



ホッ…良かった、気付かれなくて。



「心ちゃん、今日は早かったんだね♪」



「おぉ!早くほたるに会いたくて帰って来た」



心ちゃんはニカッと笑い、左手を差し出す。



其の手をそっと握ると、心ちゃんは指の間に指を挟める。



初めて手を繋いだ時みたいに、ドキドキは止まらない。



学校を出て1時間ちょっとしか経ってないのに、久し振りに会ったような気持ちになる。



「あっ!!心ちゃんスーパーに寄って!」



ほんわか気分で、買い物するのを忘れる所だった!!



数分後スーパーに到着し、駐車場に車が停まると、私は1人で降りた。





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