旦那様は高校教師
「心矢さんの奥さんが南条さんと分かった時は驚いちゃった。まさか生徒と結婚してるなんてね…」
勝ち誇った様な、嘲笑う様な…表現し難い雪子さんの表情と態度が、私をジリジリと追い詰める。
私はどうすれば良いの?
分かんないよぉ。
心ちゃん助けて!!
早く帰って来て!!
心の中で、私は何度も心ちゃんの名前を叫んだ。
「安心して♪2人の事は誰にも話してないから♪」
雪子さんはニッコリと不適な笑みを浮かべる。
こ…此の笑みは何を意味しているの?
私は何とも言えない、恐怖心と寒気に襲われた。
「今日はね、南条さんにお願いがあって来たの」
言葉は穏やかなのに、雪子さんの目は凄く怖い。
「お願いって…何ですか?」
私はドキドキしながら雪子さんに聞き返した。