旦那様は高校教師


「誰かと一緒だったの?」



俺はあくまでも冷静に、穏やかな口調でほたるに問う。



「な…永田君…」



微かに聞こえるほたるの声。



えっ!?今…『永田君』って言った!?



永田って、アノ永田!?



どうしてアイツと?



住んでる所は此の辺りじゃないはず…。



アパートを出てから会ったのか?



俺はパニックに陥りそうになる。



ほたる…永田はな、お前の事が好きなんだぞ!?



好きな女が傍に居たら、男は理性を失いやすい。



何もされてないか?



大丈夫だったか?



喉まで出掛けた言葉を、グッと呑み込んだ。





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