旦那様は高校教師


「先生、ノート集めて来ました」



永田は机にドサッと其れを置く。



「チョット良いかな?」



俺の問いに永田が頷いたので、相談室へ連れて行った。



「昨日の事、ほたるから聞いた。お前、辛くない?大丈夫?」



友達としてほたるの傍に居ても、永田の恋は叶わない。



諦める事も、先へ進む事さえも出来ないんだぞ?



本当に其れで良いのか?



「…ほたるちゃんの傍に居たら、諦めるどころか益々好きになると思う。でも、困った時とか助けてやりたくて…」



永田は窓際に立って外を眺める。



「先生…俺の選択、間違ってると思う?あのまま終ってた方が良かったと思う?」



振り返った永田の顔は、何処と無く思い詰めた様に見えた。



冬休みの間、永田なりに悩んで出した結論なんだろ?



其れが正しいか間違いか、決めるのは俺じゃない。



要は、永田自身がどう感じるかだ!





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