旦那様は高校教師


「奥さんが居る事は知ってます!!でも先生に食べて欲しくて一生懸命作ったんです…」



彼女は涙目で訴える。



参ったなぁ~。



そんな顔されたら、受け取るしかないだろ?



「分かった…今回だけ貰うな?有り難う」



「はい♪」



彼女は急に笑顔になり、其の場を走り去る。



ほたるに対する罪悪感の様なモノを抱え職員室へ行くと、其処にもチョコが置かれていた。



ハァーッ…いつの間に…。



一体、何個有るんだ?



「星野先生おはようございます。此れどうぞ♪」



困り果てている所へ追い討ちをかける様に、国語や英語教師がチョコを持って来る。



其れから更に、生徒達からのチョコラッシュ。



「此れ、義理チョコです」



「先生、いつも有り難うございます。感謝チョコです」



皆『義理チョコ』『感謝チョコ』って言うけど、ほたるの気持ちを考えたら素直に喜べない。



俺が結婚してる事、皆知ってるだろ?



今回は一応受け取ったけど、来年はほたるのチョコ以外は受け取らないからな!!





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