旦那様は高校教師
「直ぐ行く。心ちゃん、もう行くね」
「おぉ、気を付けてな!!」
「はい」
俺はほたる達を見送った後、食器洗い·戸締まり·ゴミ出しをしてアパートを後にした。
無事に学校へ着き、職員用靴箱へ向かうと其処には2人の女子生徒の姿があった。
こんな所で何してるんだ?
普段は誰も居ないのに…。
「おはよう」
少し不思議に思いながら、俺は生徒に挨拶をした。
「おはようございます。此れ、受け取って下さい!」
「えっ?」
グイッと差し出された小さな袋を何気に受け取り、中に目を移すと綺麗に包装された箱が入っていた。
んっ?此れは…バレンタインのチョコ!?
「あっ…有り難う。でも俺、奥さん居るし…気持ちだけ貰うな」
俺は受け取った袋を返そうと、其の手を伸ばした。