恋してキューピッド!
この静けさがまた緊張をあおる。



「はは話って、なんですか。」




えぇいっ!
こんなときは自ら会話に切り込んじゃえ!




「イキナリ本題に入ったね。」



ヒーッ!
入っちゃダメだった!?


「ごっごめんなさいっ!」


「いや、謝らなくて全然いいんだけど。」



空回ってる~
あたし空回ってる!



「なんだか、今日の美羽いつもと違うね。」


「へっ!?」




だからそれはアナタのっ……………って、何回突っ込めばいーんだ!!





………そういえば、今日の先輩…いつもの先輩だ。



「なに?そんな熱い視線で僕を見つめないで。」


「やっ!あっ!ごめんなさいっ……」


「あははっ☆また謝った。かわいーっ♪」




かかかっかわいー!?



てか何だよぉ~!
いつも通りの先輩じゃん……






気になって眠れなかったあたしの睡眠時間返して下さいっ!



「あ、今度はムッとしたね。美羽はわかりやすいな。」


ガーンっ!


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