恋してキューピッド!
イヤだなんてっ!!


めめ滅相もございませんだよ!



なにこれ、現実!?
夢!?
夢なら覚めないでっ!



「じゃあ決まり。よかった☆話はそれだけ。」


「は、はあ…」



それだけって……

いやあたしにとってはカナリ大事な話というか…



「じゃ、もう授業始まるから教室戻ろっか。」


「は、はぁ……あのっ!先輩!」


「ん?」



「ありがとうございますっ!」


「え?何のお礼?」


「あの…デート……誘ってくれて、ありがとうございますっ!」



あたしはヒザに頭がくっつくんじゃないかってくらい頭を下げた。


「お礼はいらないよ。僕が好きで誘ったんだから。それに、お礼してくれるんなら……」


へっ?


先輩が体を少しかがめてあたしの耳元に手を当てる。




「身体で払ってよね♪」



!!!!!!





「なーんちゃって~♪ははっ☆先行ってるねー。」



……………………っ、だっ…だああああぁっ!



ひ、ヒザが笑って…



あたしはその場にヒザから崩れ落ちた。


先輩と一緒にいると、かっカラダがもたないよおぉ…!



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