スイーツな恋
第五章 孤独
どうして、恋と友情ってうまく両立できないんだろう。

それ以来、塔子ちゃんとは口も聞いていない。
わたしが近寄っていっても避けられてしまう。

そんなわたしをますます追い詰める出来事があった。

「あんた!!不良とつきあってるそうね!!」
学校から帰ってきたわたしを、母親が鬼のような形相で怒鳴りつける。

「どうして、それを」

「近所はそのうわさでもちきりよ。こなあいだ、ラブホテル街を男と手をつないで歩いているのを見たっていう人がいるんだから」

「すぐに別れなさい!!」

「何でよ!」

「来年はお姉ちゃんの受験があるのよ。変なうわさがたってお姉ちゃんの受験に支障が出たらどうしてくれるの」

「でも、翔馬は不良なんかじゃないよ。いいヤツだもん」

「どうでもいいわ。そんなこと。」

「いい?うわさが大事なの。いい?もし、そのつきあいをやめないなら家に入れないからね。」

母親は言いたいことを言い終わると台所へ行ってしまった。

お姉ちゃんの受けるところは身元証明と面接をクリアしないと入学できない名門大学であった。

何で!どうして!
お姉ちゃんの受験のために翔馬と別れないといけないのよ。
いつだって、優先されるのはお姉ちゃんだ。

わたしの言葉はいつだって響かない。
翔馬はみんながいうような不良じゃないのに!
いいヤツなのに!
どうして、わたしのいうことを信じてくれないの?
わたしはいらない人間なんだ。
誰にも必要とされていない!!


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