シークレットラブ



「大人気だったじゃん。流依。」




「な…んで、ここに?」




そこにいのは、さっきまでパソコンと格闘をして、ここにいるはずもない壱也だった──




「まさかとは思って来てみたら、やっぱ歌ってるし。」




ど、どうしよう…っ、絶対怒ってる…!!




「あ、あのね!これには事情が……」




なんとかこの場を切り抜けようと口を開いた瞬間、涼子さんが現れた。




「まぁっ、なんで壱也がいるの?」




「流依のことが心配で来たんだよ。母さん、」




何させてんだよと涼子さんを睨む壱也。




「ち、違うよっ、私が決めたことなの!」




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