シークレットラブ
第二章
今すぐ入籍。
ビルの中に入ると、中にいる人達が制服を着ている私を不思議そうに見てくる。
しかも、秋山コンポレーションの跡取りと手を繋いで歩いていたので、目立つのも無理はなかった。
急いで手を離そうとしたけど、すぐに壱也にグッと強く手を握られて離せない。
「……壱也…」
「余計な心配すんなよ
大丈夫だから、ついてきて」
エレベーターに乗り込み、最上階につく。
「親父、連れてきた」
ノックをしてすぐに大きな扉が勢いよく開く。
……緊張するっ………
「流依ちゃーん!!!!!」
「ほへっ!!!!????」