シークレットラブ
しばらくすると、俺の家の前に車は止まった。
流依を自分の部屋へと移動させ、ベッドに寝かせる。
「鷹啓、診察頼む」
「了ー解」
実は鷹啓は普段は会社で働いているが、親が大きな大学病院をやっていて、跡取りとして、医者の免許は持っていた。
「んーかすり傷くらいで、頭とかはなんともないみたいだな…まぁ、強く打ったみたいだから、2、3日安静にしてて。」
「わかった…、」
「そんなに落ち込むことないって。お前のせいじゃないだろ?」
そう言い残し、鷹啓は帰って行った。
何やってんだ、俺…
守るったって、結局は俺が傷付けてんじゃねぇかよ…