シークレットラブ
…こいつは何故かこの通り、俺に執着してくる。
だからといって、お○マでもホ○でもない……………それにこいつ彼女いるらしいし…な…
「す…好き……?」
後ろから声が聞こえたと思うと、流依は鷹啓に支えられ、よろめきながら立っていた。
「とりあえず、今日は帰る。この話しは後だ。英、二度とこんな汚ねぇすんじゃねぇ」
悔しそうな英を残して流依を抱えて、乗ってきた車に乗り込んだ。
車が動き、しばらくすると、肩に重みを感じて、隣を見ると、流依が寄りかかるように眠っていた。
…………。
「まさか、英だとは思わなかったね、壱也」
苦笑いで言う鷹啓。
「ん…流依を見つけて浮かれて、危機感が足りなかった……」
はぁ、とため息をつく。