シークレットラブ



いきなりおとされた激しいキス。




車の中で…しかも人通りの多少ある場所にも関わらず、壱也は舌を絡め、私の口内を激しく掻き回す。




「……んんっ…くるしっ…もうやめっ…」




やめてと必死に壱也を押すけど、やっぱり男の人なんかに勝てる訳がなかった。



やっと離した唇を、次は私の首へと移動させる。




チクリとした、痛みがはしる。




「んゃぁ…」




変な声が出て、慌てて口をおさえた。




「今はこれくらいにしといてやるよ。ただし、家帰ったら覚悟しとけよ?」




「………ッ!!!!!」




ニヤリと笑うと唇にチュっと軽く音をたててキスをすると、壱也はハンドルを握った。




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