私の中の眠れるワタシ
ワタシの想いだけがあれば、手首は映像を交えながら、まるで一本の映画を見せるかのように、ワタシの半生を映した。
−−−もう、知らないふりはできないだろう。
隠す事も、恥ずかしがる事も、ない。
−−−『ワタシ』には、『私』という存在もいる。
最近は、感じる事が出来なくなりつつあるから、もしかすると、もう
『いた』
なのかもしれない。
ワタシは、私を観る。
そんな時、私もワタシを見ている。