私の中の眠れるワタシ

セツナさんの事が聞きたい。
だからどんどん突っ込んだ。

「セツナさん、ホントに彼氏いないんですか?」

「……あ、ああ。いないよ。」

「好きな人は?」

「うん、それはいるような……いないような。」

「ねえ、セツナさん。セツナさんの好きな人が谷田さんなら、どうやって付き合いますか?」

なぜか、泣きそうになっていた。

「そうだな……。まず、仲良くなって、何回かは、普通にご飯とか行って?そのうち、告白するだろうね……」


なるほど。
そうやって今まで恋愛をしてきたんだ。

「ね、でも蜜。やめとけば?」

「どうしてですか?私、二人になれたら、エッチまで持ち込む自信は、あるんです。セツナさんは?」

「そんなの、ないよ!!私、時間かかっちゃうよ。ちゃんと気持ちがわかってからそういう事したいし……」

ホントかな。意外と、真面目に恋愛してきたのかな。

踊りはもっと、派手だけど。


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