私の中の眠れるワタシ

実家の家族がここに来てくれるようになれば、ゴールだ。

何年かかるか、わからない。
何十年かも。

だけど、それが私の夢になった。



仕事で、ミスを重ねるようになったのは、そんな時。

始めは誰の仕業かと、周りを見回した。


−−この仕事は、私しかできないのに。




私は、ミスをした報告に行く。

そんな日々が続く。


ハヤオも、はじめは

「そんな時も、あるさ。」

と、いつもどおり慰めてくれた。


だけど、ハヤオにまで迷惑がかかるようになった時。

仕事に行くのが段々、怖くなった。

こんなワタシを見られる事で軽蔑されて、また別れにつながるような。

そんな気がして。



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