君との期待値

「赤羽くん私の家知ってんの?」



「知ってるし。二丁目だろ?」



ええーっ?!



「じゃっ、いろよな」



「ちょっと……ブチッ」



ツーッツーッツーッツーッ。



……切られた。



かけた時とは正反対に寂しげな効果音が聞こえる。



訳がわからない。



頭はパニック状態で上手く回らない。



「お姉ちゃん。誰からだったー?」



ひょっこり夢が泡立て器を持ちながら顔をだす。



「夢~」



甘いお菓子の香りに包まれた妹に抱きつく。



赤羽くんが家にくる。



それだけで頭がいっぱいなのに赤羽くんが私の家を知っているということに混乱する。



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