君との期待値
けど、何か話さねば。
うーん。
話題がない。
いつも3人の時って何話してたんだっけ?
思い出せない……。
苦労して私が頭を悩ませていると、
「あれ?拓真先輩どこ行くんすか」
拓真が動きだした。
私たちに背を向けてた彼だが、赤羽くんが尋ねると顔だけがこちらを向いた。
「いきなり連れてこられて財布しか持ってないから、
自販で飲み物買ってくる」
それだけ言って、また歩き出す。
しかし、思い出したようにもう一度私たちの方へ振り返った。