君との期待値
「何飲みたい?」
ただ一言そう尋ねてくる。
勘違いかもしれないけど、目が合ってるようだし私たちにも買ってきてくれるってことかな?
「何でもいい」
「わ、私もっ」
コクリと頷くと拓真は行ってしまった。
なんだ、意外と……
「普通じゃねーよ」
突然かけられた声にハッとする。
ゆっくり見上げた赤羽くんの顔はちょっと不機嫌そう。
「拓真先輩もやることが露骨だよなー」
「どういうこと?」
尋ねると一瞬だけ私と目を合わせ、すぐにまた遠くを見始めた。
「拓真先輩が亜姫に冷たくなった理由が分かった」
「えっ!?」