君との期待値
「やっべぇ」
急に彼はしゃがみ込み顔を伏せた。
「すげー嬉しい」
ドキッ。
思わず、しゃがんだ彼を見てしまう。
嬉し…い?
鼓動が早まる。
それって……。
見上げるように顔を上げた彼と目が合った。
「何泣きそうな顔してんだよ」
真っ赤な顔でそう言った。
めったに見ない姿にもう、ドキドキが止まらない。
……期待が、不安を上回った。
赤羽くんは立ち上がり、私を引き寄せた。
私の身体が彼の身体に包み込まれる。
「俺も、すげー好き」