君との期待値
めずらしく、拓真が女の子と喋ってる。
しかも上履きの色からして1年生?
小柄で肩先まで伸びた柔らかそうな髪の毛が可愛らしい。
「誰?」
「俺のクラスの女子。拓真先輩に話があるんだって」
話、ねえ。
真っ赤な顔して何やら話をしている。
拓真はそれにただ首を縦に振るだけ。
少女が不安そうに何かを尋ね、拓真が頷くと少女は満面の笑みを浮かべる。
その様子はどう見ても……
「告白の呼び出し」
「……うん」
赤羽くんの発言に同意をする。