ゆっくり愛して



「香保…」


渉君のその言葉で空気が一瞬にして変わった…気がした。


そしてイスから立ち上がり、ベッドに腰かけてたあたしの横に腰をおろした渉君。



「…渉君?」


不安気に見上げれば優しく微笑んだ渉君があたしを抱き寄せながら


「ちょっとイチャイチャしよっか?」


って可愛く言うからあたしも



「…うん///」


って言うしかなかった。




抱き寄せられてるあたしの頭は当然渉君の胸の前。



妙にドキドキしてしまうのが自分でもわかる。




「香保って落ちつく…。」


頭を優しく撫でられながら囁かれたあたしは自分でもわかるくらい真っ赤。



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