ゆっくり愛して



渉君の教室の前。


勢いでここまで来たけど…


何をどう話せばいい?

第一向こうはあたしに会いたくないかも…



心臓がありえないくらいズキズキ痛みだしてきた。



どうしよう…




「香保…?」



この声は…渉君だ…


そう気付いたけれどうつ向いていた顔を上げることができない。


あたしはとことん臆病だ。




「昨日のこと…?」


あたしが口を開かないからか、渉君が遠慮がちに尋ねてきた。


覚悟…決めなきゃっっ!



< 23 / 31 >

この作品をシェア

pagetop