2人の王子と天然の姫



そして俺らは俺の母親の墓参りに来た。

俺らの住んでいる市からは

歩いて30分もすれば着くとこにある。

「沙羅っ水汲んできてくれるか??」

俺が沙羅にそういうと

沙羅は墓の方をじっと見つめていた。

そして

「沙羅??」

「え??なに??」

ボ-ッとしていただけかもしれないが・・・。


俺は沙羅が水を汲んできている間

花を添え、線香に火をつける。

一年ぶりに来たこの場所は

何も変わることなく・・・。

ただ母親に降らない時間が

俺にだけ降る。




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