Milk teA KiiS
そんな時だった。
ダンスが終わって
バンドとして
もぅ1度
ステージに立った
沙羅ちゃんは
3曲くらい
歌った後に客席から
投げ掛けられた
1つの質問に
笑顔で答えたんだ。
覚えてる?
「沙羅ちゃんは
ダンスと歌と
どっちが大切ですか?」
この質問は
多分沙羅ちゃんに
とっても予想外
だったんだろぅね。
心底驚いた顔を
した沙羅ちゃんは
少し面白いと思った。
でもその質問に
沙羅ちゃんはすぐに
笑って言ったんだ。
「あたしにとって
どっちも、かけがえ
ないものだから。
選ぶなんて
出来ません。
同じくらいに
好きなことです」
って。
それは
なんでもない
答えだったかも
しれないけど
ただの建前で
本音じゃなかった
かもしれないけど
その言葉は
俺に響いたよ。
好きなことを
胸はって好きって
言える沙羅ちゃんは
すごく眩しかった。
あの文化祭の
最後の曲も
沙羅ちゃんが
書いたんだよね?
才能ある子だなって
本気で思ったし
少し羨ましいって
思ったよ。
俺にないなにかを
持ってる
そんな沙羅ちゃんに
惹かれた。
だからこっちに
転校するの
楽しみにしてたんだ。
1度で良いから
話てみたかった。
憧れに近い気持ちを
沙羅ちゃんに
持っていたからさ。