あたしの執事くん?!
今日は、待ちに待っ…てない

球技大会。


女の子同士だから、

気合入ってないかと思ったけど

意外と本格的。


ついていけるかなぁ…。


椿のスパルタコーチのおかげで

人並みにはバスケできるようになったけど。



「聖お嬢様、応援していますよ」
「あ、ありがと」
「勝たねぇと、承知しねぇからな」


耳元でささやかれた。


「///~~わかってる!!」


体育館での出来事から、

少し椿を意識してるみたい。


それに、ずっとソファで

寝てるから

寝不足が続いてクラクラするし。


「聖ちゃん、頑張ろうねぇ!」
「うん、でも苺ちゃんがバスケって意外だよ」
「そうかなぁ?」


スポーツとか苦手そう…。


「そんなことありませんよ、苺様は中学校時代バスケ部の部長を務めていました」
「へ?!」


苺ちゃんの後ろに、

背の高い女の人が…。


「執事の柊(ひいらぎ)だよぉ。」
「以後お見知りおきを」
「はあ…」

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