material girl
「じゃあ次はあんたの番。兄貴とは、どーやって出会ったわけ?言いたくなかったら言わなくてもいいけど。」
「…大丈夫。サトシと初めて会ったのは、7年も前になるのか。あたしは中3だったんだけど、大人っぽかったから。サトシは最初あたしの年齢知らなくて、かなりびっくりしてた(笑)」
思い出しながら、彼のびっくりした顔が思い浮かんで、笑えた。
彼の顔を思い出しながら笑えたことなんて、あの日から一度もなかった。
「15歳の夏。あたしはアメリカから日本に来たばっかで、スカウトされて。何も分からず、夏休みはモデルの仕事をしてた。そこで出会ったのが、サトシだった。 最初、サトシには彼女いるんだってのは、何となくわかってたけど、誰なのかは、この間、あんたに言われるまで知らなかった。