君がいる限り。





泣いたのは久しぶりだった。


久しぶりに、人のぬくもりを感じたせいなのか?


自分でも分からない。


なぜ泣いたのか。


「綺麗」

君が、いきなりそう言った。


僕にはわからなかった。


君が何を見て、綺麗といってるのか。


「・・・・・」


「何がって感じだよね」



「君の涙が。」


僕の涙が?


意味が分からなかった。




「そういえば、君。聞いたよね。」


「生きてて何が楽しいの?って」


「確かに、楽しいことばかりじゃないけど。」


「つらいこともあるけど、それを乗り越えれば、何かきっといい事があるよ。」


「だから、限られた命を大切にしてよ!!!」


きれいごとにしか聞こえなかった言葉も、



なんだか、君に言われるとそのような気がしてしまった。



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