君がいる限り。



「頑張って。生きたくても、死んでしまう人たちのためにも生きて」


君は、空をみながら、涙をながしながら、その言葉を言った。


なんで、泣いているのか、このときの僕には分からなかった。



「あ、そうだ!!!!ねぇ、友達にならない?」


友達?


「友達?」



「そ。友達。だって、私友達一人もいないし・・・。
 だから、君が、私の友達になってよ。」


友達か。


そういえば、僕にもいなかったな。


友達とかいらないと思ってたし。


一人でもいいと思ってたし。


「嫌って言わないってわけは、いいの?」


「やったぁ~」


「んじゃぁ、私たち友達ね」



友達。


なぜか、君とだったら嫌な気がしなかった。



「友達になったんだし、隠し事なしねっ。
 図々しいか。」


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