枯れた心に愛を
「羅葡が食べれそうと思った時に食べればいいんだし、光希に血を貰えば大丈夫だよ」
ママが言った。
「うん…。」
「ラブリー?今、こんな話するのは気が引けるんだけど、大学受験どうする?」
「雫ちゃん!!」
「……受けるよ、まさおの遺言だから」
「放棄だって出来るのよ?」
「ううん。勉強してて何か楽しかったの。会社に入って働いた時も。私に出来るか解らないけどやってみたい」
雫「…うん♪」
ママ「やってみなさい♪」
滝「皆、羅葡の味方だから」
セナ「僕も力になるよ♪経済学部一応出てるし」
光希「俺も手伝うよ…」
皆の協力で、推薦で合格した。
そして、クリスマスシーズンが来た。
街は赤や緑やキラキラでいっぱいだった。
冬休み前日、わたしは穂波と奈々葉で買い物に来た。モチロン彼氏へのクリスマスプレゼントだ。