秘密の恋 〜私の禁断〜 上
「…サラが………



手首切ったらしい……」





「………はっ!?」


言ってる意味がわからなかった。


サラが手首を…


サラが手首………


サラが……



「命に別状はないらしい。」

「……誰から聞いたの?」

「今日の昼間にメールが入ってて…手首切ったって…だから、ごめん。さっき電話した。」

「…うん。大丈夫だって?」

「うん、傷は浅いらしい。」



何か心配するのは当然なのに、心配してる旦那がムカついて反抗したくなった。



< 165 / 312 >

この作品をシェア

pagetop