秘密の恋 〜私の禁断〜 上
「悪いっすよ。そりゃあ。」

「…すみません。でも…」

「いや、わかってます。俺が裏切ったのがこの出来事の始まりですから。僕がいけなかったんです。」

「あっ…いや…」



「ねぇ、もういいでしょ?帰ろう…話は終わったから。」



「リサコは黙ってな。俺が浜野さんと話してるんだ。」


私はそれ以上何も言えなかった。



だって車で見ていた旦那には、これが当たり前の行動なんだ。


そりゃあ、口を挟みたくなる。


それが当たり前なんだもん。



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