秘密の恋 〜私の禁断〜 上
車から降りる。そして振り返って自然っぽい笑顔で旦那に手を振る。



旦那は少し寂しげに私に手を振って車を走らせた。




「はぁ〜…良かった。」




駅のベンチに腰をかけて時計を見る。



6時55分。




「もうすぐだ…。」



前髪を整えたり、鏡を取り出してメイクをチェックしたり…。




まるで





独身みたい。






この感覚がくすぐったくて…楽しくて…。


やばい。
緊張してきた。





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