秘密の恋 〜私の禁断〜 上
駅までの道程。
旦那と無言の車内。





「なんか、楽しそうだね?」




―ドキッ




「そ…そう!?」




なんか出ちゃったかな…?




「顔が、ニタニタしてる」




顔だって!私!

口角を不自然に戻す。




「いいって、ミナと遊べるのは楽しみだよな。最近楽しませてあげられなかったもんね…。」




あっ…そっち?




「別にいいよ…。」






ごめん、そうじゃない。
勇気なの…本当は…勇気なの。




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