秘密の恋 〜私の禁断〜 上
「リサコ…?」

「なんかさ…若いうちに結婚してさ…頑張ったけどさ………」

「うん。」

「空回りしたり、裏切られたり……思いが伝わらなかったり。……自由もないし、そんな幸せばっかじゃないよ………。」



目には大粒の涙が溜まっていた。



「リサコ…」



勇気の顔を見ると同時に涙は頬を伝って零れてしまった。



「リサ…!!」

「ごめん…なんかごめん…。」

「ここじゃあれだから出よう。車で聞くよ。」


頷いて私は腕を引かれて店を出た。





なんか、一瞬だけ勇気が妬ましかった。




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