恋、来い、請い

逃げてはいけないんじゃないんだろうか。
どこまでも守ってもらうのも気が進まない。

自分のプライドだ。

視えなくなっただけじゃなくて
結局はエゴだったんだ。

「馬鹿じゃねぇの?・・・俺」

目的地を目指して思いっきり走る。
その目的地は勿論



自分の家。
 



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