恋、来い、請い

千衣SIDE


「千衣〜写真とろう!」
零久斗に呼ばれて自分がぼーっとしていたことに気付く。
「いいよ」
あれから特にクラス変えもなくて、零久斗といることが多かった。

それと
「ちーちゃん私も!いいかな?」
それなりに仲良くなった女の子もできた。
私が女だとは伝えずにでもこんなに仲良くなれた。
「もちろんだよ〜」


今日は卒業式
夜月高校とは今日でお別れ
比較的トップクラスの医科大に合格したから4月からそこに通う


一葉とは別れてから一切連絡してない。
元気かなとかは思ったけど・・・・・
あの一葉が元気じゃない訳ないし(笑)

気になりはするけど
一年くらいしてからメールしてみたらアドレス変わってたからどうしようもない。

「千衣!オレら外に行くけど行くか?」
教室の入口付近で零久斗が叫んだ。いや、そこまで大きな声じゃないけど
「いや、もう少し学校の中見てくよ」
「わかった。外で待ってるかんな!」
「了解。ありがと」
「いんだよ!じゃあ、後でな!」
私たちが教室に残ってる最後だから今、私は教室に1人になった。

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