%完璧なケータイ小説%
家から出したことがない、
というのは--、
今重篤な状態にある、
この少年のことであって、
何か他のものの話ではない。
にわかには信じられぬその言葉に、
俺はもう一度、
念を押すように確認した。
「一歩も出ていなくても、
家族は家にこもってるわけではないですよね?
家人と接触すれば、
風邪の一つくらいひいたことがあるしょう?」
しかし、俺の質問は、
その答えによって、
更なる驚嘆を呼んだだけであった。