好きだから、別れよう。
チェックのシャツの下には、白いヘンリーネックのTシャツ。
首から下げた、ドッグタグ。
ジーパン穿いてるなんて、なんだか不思議。
…ヤバイ。
ヤバイよ、マサキさん。
カッコよすぎ……。
「あー…あんま見ないでよ。恥ずかしいじゃん」
左手で自分の顔を隠して、マサキさんは右手だけでハンドルを持つ。
「いいじゃん〜!カッコいい!」
「バーカ!お世辞言ってもなんにも出ないからなっ」
「お世辞じゃないもん!ホントだよ〜!」
ホントだよ。
いいのかな?私なんかが隣にいて。
私の知らないマサキさんを知るたびに、私はどんどんマサキさんを好きになっていってるよ。
こんなにドキドキしてるの…
マサキさんに聞こえてないよね…?
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