好きだから、別れよう。
「私…マサキさんと一緒にいられるなら、どこでもいいんだよ?どこでも嬉しいの…」
あれ?なんか…
自分で言ってて、涙でそう……。
…だって、ホントなんだよ。
今まで、見つめるだけしかできなかったのに
今は一緒の車に乗れて、
手を繋いで歩けるんだよ。
もう…それだけで…
私の心は、幸せでいっぱいなんだ……。
「…ヤバイ……」
髪を撫でられながら、マサキさんは上目遣いに私を見つめる。
「ん?どしたの…?」
マサキさんのその上目遣いのほうが、ヤバいんだけどな。
かわいすぎて。
マサキさんは辺りをキョロキョロ見渡して、半径1m以内に誰もいないことを確認すると、
私の腕を引っ張って耳元で囁いた。
「……キスしたい」
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