好きだから、別れよう。





………!?



「えっ!?えっ、あのっ…ぇ……」



ビックリしすぎて声にならない。



だって…



だって、今、『キス』って……!!










「…ま、マサキさん、ここ、ディズニー………人、いっぱい…」



私は驚きと緊張とドキドキと……いろんな感情がごちゃごちゃになって、声が震えちゃってる。



自分が今、どんな顔してるのかわからない。






ただ、心臓の音がうるさくて、



人込みのざわめきとか、

周りの人の視線とか、



そういうのは目にも耳にも入ってこなかった。








私が見つめる先にマサキさんがいて、



マサキさんの真っ直ぐな目が私を捉えて。








ふたりの周りだけ時間が止まったみたいに、

私達はしばらく見つめ合っていた。









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