好きだから、別れよう。
やっとレジを通り抜けて外に出ると、辺りはもう真っ暗だった。
パレードが行われる通路にはすごい人だかりができていて、
あまり背の高くない私には、前に並んでいる人の頭しか見えないくらいだった。
「もうちょっと早く並べばよかったかなぁ」
マサキさんが少し困った顔をして呟いた。
「あ…ごめんなさい。ゆっくりお土産見ちゃったから…」
お土産が入ったかわいい袋を握りながら私が俯くと、マサキさんは私のおでこをツンッとつっついて、
「ばーか。アヤを責めてるんじゃないよ?俺のエスコートがスムーズじゃなかったからいけないのっ」
と言って、腕時計を覗きこんだ。
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