好きだから、別れよう。



それは、ミッキーの左手とミニーの右手で、

ひとつのハートの形を現しているもの。



シンプルなんだけど、ふたりでひとつっていうところに、すごく惹かれた。








これ…



マサキさんとペアでつけたいなぁ。








そう思いながらマサキさんをちらっと見ると、マサキさんはちょうどポケットからケータイを出して、



「ヤバイ!パレードまで時間ないぞ!急げ〜!」



と、私の背中を軽く叩いた。






マサキさんの手の中には、なにもストラップのついていない銀色のケータイ。





…多分、ストラップをつけない主義なんだろうなぁ…。







私は心の中で小さなため息をつき、

リカコへのお土産の鈴付きのストラップのみを持って、レジ行列の最後尾に並んだ。







.:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:.
< 127 / 222 >

この作品をシェア

pagetop