Secret love.
『吉本だよ!吉本!見ない?』

「でも私は漫才に興味ないですよ〜」

『じゃあ俺に慰めさせてよ』

「慰める?あぁ、あのことですか。大丈夫ですって、ホントに」

『大丈夫な訳ないでしょ?まさか祐真のこと初めからそんなに好きじゃなかったの?』

「そんなことありません!」

『でしょ?だから大丈夫な訳じゃない。繭ちゃんは自分で泣かないようにしてるだけだ』

「……私は…」


声が震える。
充さんが言ってるのは全て当たってる。


「だって…一回泣いちゃったらとま…っんない…んだもん……!!」


止めて止めて。
涙が出て来ちゃったじゃん。

『繭ちゃん今どこ?迎えに行くから』

「わ…っかり…ませんんんんん〜〜」

『繭ちゃん落ち着いて!よく周りを見てから、そこが何処か教えて?』

「は…っはいぃ〜〜」


ここは…えと…。
あ、喫茶店がある…それからそれから…お花屋さんがある。


「あの、喫茶店があって…お花屋さんがあります…」

『喫茶店に花屋?ちょっと待ってね、考えるから』





待つこと10分。


『分かった!その近くに商店街ある?』

商店街、商店街…んー…。


あった。


「あります…」

『OK、じゃあ今から行くからそこから動かないこと!いいね?』

「分かりました…」



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