恋するシンデレラ







文化祭の開会式も終わり、自由行動。



いつもの三人でまわる。



「それにしても、盛大ね。」




辺りを見回しながら愛が呟く。


王学と姫学の合同文化祭は、力をいれている行事だとこのあたりでは有名だから。

外部からのお客さんも多く、毎年凄い盛り上がりになる。



アイスを食べたり、アトラクションに参加したり、映画を見たり。


文化祭を楽しむ私達。






「あ。菜々美、お昼食べなきゃ。」



ふと携帯を見ると、12時半を表示していた。





「うん、そうだね。」

「え、食べなきゃって?」


タピオカジュースを口から離して、歌菜は驚いた表情を見せた。



「シンデレラの準備があるから、もう食べなきゃ。」



それを聞いた歌菜は納得したみたいで、笑顔になる。



「なら一緒に食べる!」




いきなり大きい声を出した歌菜に、私と愛は顔を見合わせて笑った。



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