恋するシンデレラ









いつもの会議室に行くと、もう大体集まっていた。





皆で昼食タイム。




ほとんどのメンバーがいて、大道具係・エキストラの人も混ざっているのに。






あいつだけはいない。






まだ、来てないのかな。




本番前だから、ちょっと話していたかったなぁ。なんて考えてると、ストンと隣に誰かが座った。








「!?」

愛がすかさず私をカバーしようとする。



「あはは、大丈夫だよ。

もう何もしないから。」


パックに入った紅茶を飲み、紳士に笑って見せた。

驚いて顔を見ると、優しい表情になって私に呟く。



「もう昼飯食べ終えて、まだ開場してない体育館で練習してるよ。

一人で。」

「えっ?」





なんで、わかったの?

更に驚いていると、達哉君は笑顔をこぼして言った。



「早く食べ終わらせて、行ってきな。」





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