恋するシンデレラ













長蛇の列。



教室の中では、パタパタと走る人達。




「7番のまだーっ?」


「今できるっ!」




「たこ、無くなるよ!」


「マジで?

買い出し行ってくるわ!」






















「大繁盛だな。」


「・・・・・・ね。」





熱気がすごい。






窓に貼られてるメニューで暇を潰してみる。



















でも、正直この光景が羨ましい。















まるで、シンデレラをしてた時みたいで。









汗かいて。





失敗したり。





時にはイライラしちゃったり。








でも、皆の顔はイキイキしてて。













苦い思い出も、愛しく感じてしまったりする。





恋しくなる感覚。














「ちょ、おっそいよ!

てか、雑!」


「あ?

うるせーよ、これが手一杯だっつーの!」



「もー、貸してっ。」













奥の2人は、焦ってるはずなのに。


怒ってるはずなのに。





目が合う瞬間とか。


文句がどこか優しげなとことか。














・・・あぁ、カップルなんだろうな。




そうわかってしまう雰囲気が、





なんだか素敵で。



可愛らしくて。









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