空と僕とキミと。





「大変だな」




 友人からの第一声はその一言だった。

 それだけか、友よ。こっちは結構悩んでるのに。




「ま、しょうがないじゃん」

「………………あのさ、」




 俺の言葉は、チャイムによってかき消されるのであった。




「ホームルーム始めるぞー」




 俺は何て運の無い奴なのだろう。

 ――そして、放課後がやってくるのだ。










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