セカンドガール〔美容師に恋した春〕実話
「あっ、うん」

急いでケータイを開いた。



「090-………」

耳元でささやかれるナンバー

顔が近くてドキドキする。



ドライヤーの音や会話がザワザワと交差する中

ここだけは別の空間みたいだった。



―登録完了しました―



「この事は、店のみんなには内緒ね」

「うんっ」



“内緒”


その響きがとっても嬉しくて
距離が縮んだような気分だった。



うれしくてテレ笑いした。
< 23 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop